犬がリーダーでない理由
昨日の続きですが、まずは本の紹介を。
著者のパトリシア・B・マコンネル博士は動物学(zoology)で博士号を持ち、応用動物行動学者(Certified Applied Animal Behaviorist)であり、ドッグトレーナーとしても活躍されており、自身も4匹のボーダーコリーの飼い主です。
この本は犬のことだけでなく、人間(霊長類)の習性との比較がされていて、目からうろこがボロボロ落ちた本のひとつです。
↓↓↓
例えば、「オスワリ。・・・オスワリ!・・・・オスワリっ!! オスワリーーッ!!!」と、犬が従わないときに何度も指示語を繰り返す、しかもだんだん声を荒げる、と言う経験は誰もがしていると思います。
また、吠えている犬に向かって「うるさい!」と大声で叱る、というのもそうですが、これらはしつけの方法として正しくないことのひとつなんですが、わかっていてもついついやってしまうのはそれが人間(霊長類)の習性だからなんだそうです。
なぜ飼い主の指示が犬に伝わりにくいのか、そこには「イヌ」と「ヒト」の習性の違いがあり、人間が犬のことを知らない以上に、イヌにとってヒトは理解しにくい動物なのだということがよぉーーーくわかりました。
自分たちがつい無意識にやっているけど、全く犬には伝わっていない、もしくは間違って伝わっていることがあるということ、犬だけでなく人間の習性を知っておくことも大切なんだとひしひしと感じた本です。
こんなに素晴らしい本なのに今のところ日本語版がないのはとても残念ですが、英語が大丈夫な方は是非読んでみてください。
本題に戻りますが、彼女はこの本の中で、「犬が攻撃的であるとdominant(支配的、優勢的)である(いわゆる「犬がリーダーになっている」という状態)と言われることが多いが、それは間違いである」と述べています。
攻撃的になることと支配的であることは真逆であり、本当にトップにいる者は攻撃的になることはない、なぜなら本当に権力があれば暴力にものを言わせる必要はないからである、と。
博士の説によると、支配欲からくる攻撃(dominance aggression)も全くないわけではなく、犬の性格や状況によってはより上位の座を狙っての攻撃もあるそうですが(特にウルフドッグなど狼の気質を色濃く残している犬種に多いそうです)、それはほんの極一部なのです。
では、犬をソファの上にあげ、快適に寝ているときは邪魔をせず、犬が遊びたいときに遊んでやり、散歩中にも好きなだけ引っ張らせて自由に行きたいところに行かせ、ほしがるだけおやつを与え、好きなことを好きなだけやらせる生活を送っていて、飼い主の言うことを聞かなくなり、気に入らないことがあると唸ったり噛んだりするようになったとします。
この状況をどう考えるかというと、これは「犬がリーダーになった」わけではなく、ただ単に「我慢する訓練をしておらず、わがままになって欲求を抑えられない」だけだと説明しています。
快適な場所で寝ているときにジャマをされると腹が立ち、散歩中に好きなところに行けないと不満に思い、遊びたいときに遊べないとイライラが募り、好きなことを好きなだけする生活が当たり前になると、自分の思い通りにならないことに欲求不満が爆発するんです。
そんなのリーダーでもなんでもないし、支配性からくる攻撃などではなく、甘やかされて育った子供のワガママと同じなんです。犬も人間も普段からしていいことと悪いことの秩序を教え、欲求をコントロールする訓練が必要なのです。
(ただし、ここに書いたことは一部の例であり、問題の原因が全て「犬のワガママ」からくるというものではないということを付け加えておきます。)
そのほかにも、ジーン・ドナルドソン著 「ザ・カルチャークラッシュ―ヒト文化とイヌ文化の衝突 動物の学習理論と行動科学に基づいたトレーニングのすすめ」 では、例えば犬が飼い主を押しのけわれ先に外に出ようとドアにダッシュする、というような行動は犬が飼い主の上位に立っているわけではなく、ただ単に嬉しくて興奮していて早く外に出たいだけだ、と説明しています。そして、それが「イヌ」という生き物だ、と。
私はパックリーダー論の考え方とマズルコントロールなどのしつけの方法に関しては反対ですが、そのゴール(散歩で引っ張らせない、興奮して人間に飛びつかせない、落ち着いて大人しくできるようにする、どこを触られても平気なようにする、など)は間違ってはいないし、目指すところは同じだと思うんです。
しつけは、「他人に迷惑をかけない」ことが大前提ですが、他人に迷惑さえかけなければ何をしてもいいというわけではなく、しつけは犬自身の健康のためにも必要だということは前に「健康のためのしつけ」で書いた通りです。
そして、「犬はリーダーになろうとしている」ということに関しては否定的ですが、いろんな本を読んだりいろんなことを勉強したりするうちに、一週回って最近はやっぱり飼い主はリーダーであらねばならない、と思っています。
それは、軍隊の上官のようであれ、ということではなく、「犬にとって頼れる人物でいなければいけない」という意味です。いいことはいい、悪いことは悪い、きちんと教えてもらった方が犬にとっても楽だし、生活しやすいはずです。
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著者のパトリシア・B・マコンネル博士は動物学(zoology)で博士号を持ち、応用動物行動学者(Certified Applied Animal Behaviorist)であり、ドッグトレーナーとしても活躍されており、自身も4匹のボーダーコリーの飼い主です。
この本は犬のことだけでなく、人間(霊長類)の習性との比較がされていて、目からうろこがボロボロ落ちた本のひとつです。
↓↓↓
例えば、「オスワリ。・・・オスワリ!・・・・オスワリっ!! オスワリーーッ!!!」と、犬が従わないときに何度も指示語を繰り返す、しかもだんだん声を荒げる、と言う経験は誰もがしていると思います。
また、吠えている犬に向かって「うるさい!」と大声で叱る、というのもそうですが、これらはしつけの方法として正しくないことのひとつなんですが、わかっていてもついついやってしまうのはそれが人間(霊長類)の習性だからなんだそうです。
なぜ飼い主の指示が犬に伝わりにくいのか、そこには「イヌ」と「ヒト」の習性の違いがあり、人間が犬のことを知らない以上に、イヌにとってヒトは理解しにくい動物なのだということがよぉーーーくわかりました。
自分たちがつい無意識にやっているけど、全く犬には伝わっていない、もしくは間違って伝わっていることがあるということ、犬だけでなく人間の習性を知っておくことも大切なんだとひしひしと感じた本です。
こんなに素晴らしい本なのに今のところ日本語版がないのはとても残念ですが、英語が大丈夫な方は是非読んでみてください。
本題に戻りますが、彼女はこの本の中で、「犬が攻撃的であるとdominant(支配的、優勢的)である(いわゆる「犬がリーダーになっている」という状態)と言われることが多いが、それは間違いである」と述べています。
攻撃的になることと支配的であることは真逆であり、本当にトップにいる者は攻撃的になることはない、なぜなら本当に権力があれば暴力にものを言わせる必要はないからである、と。
博士の説によると、支配欲からくる攻撃(dominance aggression)も全くないわけではなく、犬の性格や状況によってはより上位の座を狙っての攻撃もあるそうですが(特にウルフドッグなど狼の気質を色濃く残している犬種に多いそうです)、それはほんの極一部なのです。
では、犬をソファの上にあげ、快適に寝ているときは邪魔をせず、犬が遊びたいときに遊んでやり、散歩中にも好きなだけ引っ張らせて自由に行きたいところに行かせ、ほしがるだけおやつを与え、好きなことを好きなだけやらせる生活を送っていて、飼い主の言うことを聞かなくなり、気に入らないことがあると唸ったり噛んだりするようになったとします。
この状況をどう考えるかというと、これは「犬がリーダーになった」わけではなく、ただ単に「我慢する訓練をしておらず、わがままになって欲求を抑えられない」だけだと説明しています。
快適な場所で寝ているときにジャマをされると腹が立ち、散歩中に好きなところに行けないと不満に思い、遊びたいときに遊べないとイライラが募り、好きなことを好きなだけする生活が当たり前になると、自分の思い通りにならないことに欲求不満が爆発するんです。
そんなのリーダーでもなんでもないし、支配性からくる攻撃などではなく、甘やかされて育った子供のワガママと同じなんです。犬も人間も普段からしていいことと悪いことの秩序を教え、欲求をコントロールする訓練が必要なのです。
(ただし、ここに書いたことは一部の例であり、問題の原因が全て「犬のワガママ」からくるというものではないということを付け加えておきます。)
そのほかにも、ジーン・ドナルドソン著 「ザ・カルチャークラッシュ―ヒト文化とイヌ文化の衝突 動物の学習理論と行動科学に基づいたトレーニングのすすめ」 では、例えば犬が飼い主を押しのけわれ先に外に出ようとドアにダッシュする、というような行動は犬が飼い主の上位に立っているわけではなく、ただ単に嬉しくて興奮していて早く外に出たいだけだ、と説明しています。そして、それが「イヌ」という生き物だ、と。
私はパックリーダー論の考え方とマズルコントロールなどのしつけの方法に関しては反対ですが、そのゴール(散歩で引っ張らせない、興奮して人間に飛びつかせない、落ち着いて大人しくできるようにする、どこを触られても平気なようにする、など)は間違ってはいないし、目指すところは同じだと思うんです。
しつけは、「他人に迷惑をかけない」ことが大前提ですが、他人に迷惑さえかけなければ何をしてもいいというわけではなく、しつけは犬自身の健康のためにも必要だということは前に「健康のためのしつけ」で書いた通りです。
そして、「犬はリーダーになろうとしている」ということに関しては否定的ですが、いろんな本を読んだりいろんなことを勉強したりするうちに、一週回って最近はやっぱり飼い主はリーダーであらねばならない、と思っています。
それは、軍隊の上官のようであれ、ということではなく、「犬にとって頼れる人物でいなければいけない」という意味です。いいことはいい、悪いことは悪い、きちんと教えてもらった方が犬にとっても楽だし、生活しやすいはずです。
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まさかすり傷ごときでこんな大事になるなんて思いませんよね・・・。
お大事に!
私も先日ふぉーてぃーの仲間入りをしました(笑)
諸先輩方にまみ自称「犬好き」の困った行動☆城陽のみぃちゃんいやいや、あのときはきれいなおねいさんに
「なでて、なでてぇ〜」って文太から行ってたので大丈夫ですよ。
っていうか、文太の方が耳ベロベロ舐めたり無礼なまねをしておかあはん自称「犬好き」の困った行動☆sayaさん確かに、ワンコ連れだと知らない人とコミュニケーションできますねー。
うちは文太がいてくれたおかげで
同じ町内じゃない近所の方たちとも
お話させていただくようになおかあはん自称「犬好き」の困った行動☆ぶのままさんいつも読んでくださってありがとうございます。
私もおともだちワンちゃん(ノンタンとかパオちゃんとか)
ですら、文太と同じようなことはできませんです。
(ちゅーおかあはん自称「犬好き」の困った行動☆たけしんさんありがとうございます(*^_^*)
犬が「いやだなぁ」と思っていることを知ることも大切なんですが
それよりも下手すると噛まれることもあるかもしれないので
気をつけておかあはん自称「犬好き」の困った行動以前、文ちゃんとご対面させてもらった時の私の態度を
思い出し、超反省ですぅぅぅ(泣)
ホント未だにワンちゃんの事を理解していなくって・・・
目からウロコのお話し、あり城陽のみぃちゃん自称「犬好き」の困った行動私も勉強に反省さられるお話でした。他人の方のわんこを触らせてもらう時は
おかあはんのおしゃるように許可を得ていましたが
わんこににもぐ〜を作って匂いを嗅がすことは
していませんでした。たいがいわsaya自称「犬好き」の困った行動おかあはん様。
いつも為になるお話、本当にありがとうございまーーす!!
『なるほどー』の連発&納得。
やっぱり犬好きではありますが、よそのワンちゃんと触れ合おぶのまま自称「犬好き」の困った行動こんばんは。
私も反省させられるお話でした。
「可愛い」が先行してこっちのやりたい放題。犬にとって見知らぬ人間に必要以上にパーソナルスペースをおかされて、拘束さたけしん自由を取るか、幸せを取るか。☆シロ母さんいぬねこ歯科塾、お疲れ様でしたー!
主治医の先生がどれほど歯科の知識をお持ちかわからないので
どちらがよいとも言えないんですが
(主治医に診てもらった後で豊平おかあはん