文太部長一家のロハスな毎日

フレンチブルドッグの文太部長と3にゃんず、幸多、あゆみ、ちびの仲良し日記とドッグフェイム情報。 

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犬は本当にリーダーになろうとしているのか

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先日、テレビで動物由来感染症(ズーノーシス)であるカプノサイトファーガ・カニモルサス感染症についての番組がありました。

ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、個人的にはそんなに必死に取り立てるほどのことでもないと思っていますが、やはり犬や猫から移る病気があるということ、普段から過度の接触は避けるべきだということは飼い主として知っておくべきことだと思っています。(詳しくは「人獣共通感染症(ズーノーシスについて)」をご参照ください。

その感染症の話はさておき。犬との過度な接触を避けるためには「飼い主がリーダーになる必要がある!」という話が出てきましたねぇ~。私としては、そんな話はもううんざり、って感じなんですが。

この前もちらっと書きましたが、海外の多くの行動学者やドッグトレーナーなどの間ではパックリーダー論はもう古いという風潮になってきています。犬が自分をリーダーだと勘違いし、問題行動を引き起こすという「権勢症候群 (アルファシンドローム)」という考えも否定している専門家がたくさんいます。

 ↓↓↓

私が読んだ本だけでも、パトリシア・マコンネル博士、ジェイムス・サーペル博士、テンプル・グランディン博士、ジーン・ドナルドソン、スタンレー・コレン博士、チューリッド・ルガース、などがその考えに否定的で、そしてムツゴロウさんも「人間は犬のボスになどなれない」と断言されています。

なぜパックリーダー論が否定されているかというと、
①犬と狼は違う生き物である
②犬は人間を同種として見ていない
③そもそも野生の狼にも群れもアルファもない

③については、私にとっては衝撃的な事実で、以前「飼い主は犬のリーダーか、親か」で書きましたが、私の敬愛するスタンレー・コレン博士のブログで少し前に「Canine Dominance: Is the Concept of the Alpha Dog Valid? (犬の支配性:アルファドッグという概念は正しいのか?)という記事があり、そこでも取り上げられていました。

もう一度簡単に説明しますと、狼の行動学の第一人者であるDavid L. Mech博士が長年にわたり野生の狼を観察し、その行動や習性を研究したものによると、「野生の狼は大きな群れを作らず、家族単位で狩をしている。アルファ(最高位)のオス狼というものも存在せず、父狼(と母狼)がリーダーとなって狩の指揮をしている」というものです。子狼は成長して一人前になると家族を離れ、生涯の伴侶を得てまた自分たちの家族を作る、という構造なのです。

そして、Patricia B. Mcconnell博士著「The Other End of the Leash」によると、『リーダー』の役割を果たす親狼は、『子分』であるはずの子狼にとても寛容で、自分の支配性を示すために仔狼をひっくり返して服従的な仕草を取らせるだの、自分の食べ物には近づかせないだの、という態度を取ることはなく、自分のものを取られたり、尻尾に噛みつかれたり、体当たりで攻撃されたりしても大人しく受け止めるのだそうです。(自分の子供ですからね。)

以前何かで読んだかテレビで見たか忘れましたが、親が子供と狩ごっこをするとき、親狼は子狼に攻撃されるとわざと倒れて負けてあげるんだそうです。そうやって狩の感覚や方法を教えているんです。

さて、そこで問題です。そうやって親を負かしてきた子狼は「自分の方がえらい!自分が家族のリーダーだ!」と思うでしょうか?

答えはもちろん「ノー」です。子供にだってそれは遊びであり、狩の練習であり、本当は親が一番偉いということはわかっているんです。そして、そうやっていろんなことを教えてくれる優しい親狼のことを心から頼り、慕っているに違いありません。(と言っても、これはあくまでも狼の話です。狼と犬は違う動物です。)


パックリーダー論を否定する行動学者やトレーナーの多くは「犬が噛む、飼い主の言うことをきかない、散歩中リードを引っ張る、吠える、などの理由を分かりやすく説明するために『権勢症候群(犬がリーダーになっている)』などと言っているにすぎない」と言います。問題の根本はそんなことではない、犬の性格や育った環境、飼い主の態度や生活習慣などによって原因は違う、と。

犬の問題行動と言われるものが、本当に犬がリーダーになろうとして起きているのだと仮定して、それを解決するために人間がリーダーになって軍隊の上官のように振舞えばいい、という単純なものなのだとすれば、世の中にプロのドッグトレーナーっていらなくないですか?

犬はソファの上には乗せず必ず人間より下の位置に座らせ、同じベッドでは寝ず、食事は必ず人間が先に済ませ、嫌がる犬を無理やりひっくり返してお腹を見せ、繊細で敏感な口元(マズル)を押さえつけるだけで服従心が芽生えて問題が解決するのならば、わざわざお金を払ってトレーナーに相談するまでもないですよね?

そんなことをしても犬の中には「イヤなことをされた」という感情しか残らず、犬にイヤがることを強要しても信頼関係など生まれません。

では、犬を自由にさせてあげればいいのかというと、もちろんそうではありません。人間と暮らしていく上でのルールを教えることは絶対に必要です。

犬をソファの上にあげ、快適に寝ているときは邪魔をせず、遊びたいときに遊ばせ、散歩中にも好きなだけ引っ張らせて自由に行きたいところに行かせ、ほしがるだけおやつを与え、好きなことを好きなだけやらせる生活を送っていると、どうなるでしょう?

犬は飼い主の言うことは聞かなくなり、快適な場所で寝ているときに飼い主が触ろうとすれば唸り、気に入らないことがあれば噛みつこうとするかもしれません。でも、それは「犬がリーダーになったから」なのでしょうか?

先ほどご紹介したパトリシア・マコンネル博士の「On the other end of the leash」という本に、私にとってはなんだかそれまでもやもやしていたものがスコーン!と腑に落ちる、感激的な説明が書かれていました。

・・・が、長くなるのでまた明日。


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Comment

トイプードル ""
こんにちは☆
勉強になりました
今まで習ったことがぱーになったのは残念ですが
ただ、まだどちらもどうこう言えることじゃないので
これからどうなっていくのか注目ですね
2010.08.12 16:12 | URL | #mQop/nM. [edit]
アレックスパパ ""
家のワンコは、グイグイ引っ張ります
2匹の合計20kgは重いです
が・・・
とくべつ、引っ張られたからと言って、TVのようになるとは思ってないですねぇ
同じベットでも寝させない・・・
毎日、布団は毛だらけです(笑)
でも、ある程度は言うことは理解してくれてると思うんだけどなぁ

ワンコも、キライなことをされたら怒るし
大事にしてくれる人は大好きになるし・・・

飼い主が、自分の家のワンコの事を理解しようとしない飼い主がダメな事だけは理解できる(笑)
2010.08.12 19:44 | URL | #SFo5/nok [edit]
おかあはん "☆トイプードルさん"
しつけに関してはいろんな考え方があるし
犬によっても状況によっても変える必要があり
ひとつではないと思っています。
今まで習ったことが「ぱーになった」と考えるか
新しい情報や考え方を取り入れて自分のものにするかは
ご本人次第だと思いますがいかがでしょうか。

「これからどうなっていくか」ではなく
自分はどう考えるか、だと思います。
2010.08.13 19:00 | URL | #QLZKh0Z. [edit]
おかあはん "☆アレックスパパさん"
引っ張り癖は、別の理由で直した方がいいとは思いますが(^^;)
大事にしてくれている人のことは、ちゃんとわかってくれますよね。
犬のことをちゃんと理解して、教えてあげることが
必要かな~と思っています。
2010.08.13 19:04 | URL | #- [edit]

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