文太部長一家のロハスな毎日

フレンチブルドッグの文太部長と3にゃんず、幸多、あゆみ、ちびの仲良し日記とドッグフェイム情報。 

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難治性角膜潰瘍 完治までの道のり

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今更ですが、同じ病気に苦しむ方に何かの参考になればと思い、文太の難治性角膜潰瘍が治るまでの話を書いておきます。(文太ノートの記載を参考に。)

(かなり長いです。興味のある方はどうぞ。)
  ↓↓↓



10月25日 
朝から目をしょぼしょぼさせていたので動物病院へ。角膜潰瘍と診断される。細菌は見られず、外傷によるものだと思われる。ただし傷はそんなに深くないので2~3日で治るだろうとのこと。目薬2種類(角膜保護のためのヒアルロン酸を3時間おきにと、二次感染予防のための抗生剤を朝・昼・夜3回)で治療。
(「角膜潰瘍」)

10月26日
目のしょぼつきはすでになくなる。

10月27日
傷も薄く小さくなってきた。
(「上手な目薬の差し方」)

10月29日
もうほとんど傷はなく小さい点になっている。おそらくこのまま回復するだろうとの診断。

11月1日
ほとんどなくなっていた傷が何故か広がっている。よくない徴候。血液採取して作る自己血清点眼に目薬を変更。「これでたいていの傷は治る」と言われ大いに期待。しかし、自己血清点眼はしみるようでかなり痛がる。心配になって病院に電話してみるが、すでに診察時間外で留守電になっていたので、とりあえず続ける。

11月4日
自己血清点眼をあまりにも痛がるため、先生に相談。沁みるようならやめた方がいいとの判断で、別のヒアルロン酸目薬(最初のよりも濃度が濃く、保存料も入っていないもの)で様子を見ることに。回復は一切見られず。外科手術の可能性も示唆される。

11月6日
全く進展なし。角膜実質の潰瘍が治らないうちに上皮が再生されてきているため、角膜上皮に綿棒でわざと傷をつけて回復を試みる。(この処置がかなり痛かったようで、一日中じっとしていた。)

11月9日
眼科疾患に詳しい別の病院にセカンドオピニオンを聞きにいく。今の治療法で間違っていないので、気長に治すように、ただし血清点眼はしみることで何らかの刺激になって角膜再生が促進される可能性があるので、多少痛がっても続けた方がいいとアドバイスをいただく。
(「角膜潰瘍 長期戦突入・・・」)

11月11日
全くなんの変化もなし(良くも悪くもなっていない)。このままでは回復の見込みはないため、外科手術を強く勧められる。

11月13日
もう一度自己血清点眼を作ってもらい、治ることを信じて沁みる目薬を我慢してもらいながら心を鬼にして点眼。

11月17日
頼みの綱の自己血清点眼はまったく効き目なし。角膜上皮の傷は小さくなっているが、角膜実質の傷が広がっている(悪化している)。外科手術でしか回復の見込みがないと言われるが、もう少し自己血清点眼にかけてみたいと伝える。

東洋医学では目は肝臓とつながっていると考えられているため、肝臓強化の食事メニューを考え、眼病に効くツボに加え、肝臓に効くツボマッサージも。

沁みる自己血清目薬のあとはいつも痛そうにしていて、しょぼしょぼしている。それでも頻繁に点眼をしていたので、日中目が痛むのか、大人しくじっと寝ていることが多い。そんな文太を励ましつつも、心が痛い日々。そんな文太の様子を見ていると、やはりこれで良くならなければ外科手術をしてもらおうと決意。

11月24日
やはり全く回復せず。系列の別の病院で眼科疾患に詳しい先生に外科手術を依頼することに。難治性角膜潰瘍なので、点状切開もしくは格子状切開にて回復を望むことに。(どちらにするかは当日先生に診てもらってから判断すると。)
(「難治性角膜潰瘍 外科手術へ」)


<難治性角膜潰瘍とは?>

角膜の構造


角膜潰瘍
目(角膜)にできた傷が角膜実質にまで達するもの。
損傷が角膜上皮だけなら「角膜炎」。
(角膜潰瘍について、詳しくはこちら


難治性角膜潰瘍
傷自体は浅いものだけれど、再生した角膜上皮が角膜実質に接着せず、治癒が遅れるのが特徴。治癒反応が鈍くて内科治療(服薬や目薬)での反応が悪く、外科処置をすることが多い。痛みを感じないことが多いので「無痛性角膜潰瘍」とも呼ばれ、また遺伝的にボクサーに多いので「ボクサー潰瘍」とも呼ばれる。


外科処置は、接着の緩い角膜上皮を取り除き、角膜実質を点状に傷をつける「点状角膜切開術」や格子状に傷をつける「格子状角膜切開術」などを実施する。(これは、角膜実質がつるつつるして接着が悪いので、わざと傷をつけて凸凹の状態にして角膜上皮とくっつきやすくするため。)傷に新しい細胞を集めさせ、コラーゲンを作らせて修復する。一度の手術で治らない場合は、間を開けて数回処置することもある。

角膜切開1

角膜切開2

点状切開
点状に傷をつける。治癒率60%ぐらい。
傷が中央付近にあるときに。

格子状切開
格子状に傷をつける。治癒率80%ぐらい。
傷をつけたときに線が白く残ることがあり、視力に影響が出る場合がある。

☆文太の場合は、傷が中央より少し離れたところにあるので、格子状切開にする予定でした。

余談ですが、一口に傷をつけると言っても、角膜は意外とガラスのように固くて簡単に傷つけられるわけではなく、結構力がいるものなのだそうです。


11月28日
外科手術当日。呼吸困難で手術できず。
当日の様子は
 ●死の淵を彷徨った日
 ●絶望の中で舞い降りた奇跡

とりあえず、また目薬(ヒアルロン酸+抗生剤)でしばらく様子を見ることに。


12月8日
文太はもうすっかり元気だったが、手術予定だった病院を訪れてイヤな記憶を呼び起こすのも・・・と心配して、とりあえず11月上旬にセカンドオピニオンを聞きに行った近所の病院で、目薬もらいがてらまたアドバイスをいただくことに。

これまでの治療方法と手術の日の事の顛末を先生に話したところ、「難治性なら角膜切開手術は治療の手段として正しい。ただし、外科手術をしても治癒率は100%ではないので、老犬などは手術をせずにそのままにすることも多い。痛みがあるのなら治してあげた方がいいが、本犬が気にしていないのなら命をかけてまで手術をすることはない。たとえ治らなくても少々目が見えにくい程度だし、どのみち犬は視力に頼って生活をしているわけではないので、さほど支障はない。飼い主がどう考えるかで今後手術するかしないかを決めればよいのでは?」と言われる。




この意見は、人によって受け取り方は様々だと思いますし、「何が何でも治してあげたい!」と切望している方なら無責任な発言に聞こえるかもしれません。でも、私たちにとっては、それまでの「なんとかして治してあげなければ!」という呪縛から解き放たれた、救いの言葉でした。

思い起こせば、それまで通っていた病院では、もちろん文太のことを心配してだと思うんですが、毎回「このままでは治らない、外科手術をしないと・・・」と言われ続けていたので、いつも病院に行くたびに凹んでいたんです。でも、外科手術はイヤだし、自分なりにいろんなことを調べて自分にできることをいろいろ平行してやっていたつもりですが、病院に行くとまた何の回復も見られず凹む・・・の繰り返しでした。

なんとかしてあげたいと思いつつも、どうしていいのかわからないし、もう手術しか治してあげる手段がないのなら、と思いつめてやっとのことで外科手術を決心たらあの有様で・・・(ま、あれは普段私が文太を甘やかしすぎなのが悪いんですが・・・)

手術の際に一命を取り留めたことで、命さえあるなら、生きてさえいてくれるなら、と、もう目のことなんか半分どうでもよくなっていましたし、もう二度と手術はごめんだと思ってはいたのですが、さりとて今後どうしたもんかなぁ・・・と悩んでいました。

そんなときに「別にこれぐらい大したことないよ。」のようなニュアンスのことを獣医さんから言っていただき、「無理に治さなくてもよい」という選択肢があることを知って(あくまでも、文太のケースは、ですが。)、気持ちがものすごく楽になって、本当に救われたんです。

この獣医さんを信じたいと思い、とりあえず、当面は内科治療を続けて様子を見ることにしました。そして、ゆっくり時間をかけて治癒力が回復するのを手助けしてあげようと決意しました。



12月8日
内科治療第一段階として、抗生剤入の角膜障害治療薬(市販の点眼剤ではなく、文太の症状に合わせて調合して作ってもらった点眼薬)と抗生剤内服薬(5日分)で反応を見ることに。

その間、文太は特に変わった様子もなく、目をしょぼしょぼさせたり痛がったりするそぶりも全くなし。元気、食欲、排便、排尿ともに全ていつもどおり。


そして、突然転機が。

12月24日
朝から目をしょぼしょぼさせて、白目が赤い。元気もなくじっとしている。もしかしていい傾向!?

12月25日
病院で診てもらったところ、ポケットになっていた接着の悪い角膜上皮が剥がれていた。(手術でするはずだった過程の第一段階を勝手に体がしてくれていた!)痛みはそのせいだと思われる。このまま血管が伸びてきて細胞が集まってくれれば治るのだけれど・・・今後はヒアルロン酸点眼のみ(抗生剤なし)で様子を見ることに。

12月26日
相変わらず目をしょぼつかせ、ずっと目を瞑ったままにしている状態が多い。白目が真っ赤に充血している。(やっと治療部隊が目に集まってきて、治そうとしてくれてる!?)

12月27日
朝起きたら尋常じゃない量の目ヤニが。抗生剤を使用していないせいか。はたまた、この目ヤニは白血球戦士たちの残骸!?

12月28日
病院で目ヤニが出てることを告げ、症状に合わせた文太用の抗生剤入りの目薬をまた調合してもらう。この目薬とヒアルロン酸目薬を交互にできるだけ頻繁に差すようにとの指示。

12月29日
目ヤニはすぐに出なくなり、白目の充血も治まってきた。まだ少し目はしょぼしょぼさせている。

12月30日
お目めパッチリ、白目の充血もなくなっている。肉眼で見る限り、それまでずーっと白濁していた傷がないような気がする・・・!?もしかして、治った!?でも、ここで気を抜いて元の木阿弥になってはいけないので、目薬はしっかり差す。

1月5日
病院で診てもらったところ、無事完治が確認!! 
☆-ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノイエーイ




・・・とまぁ、そんな具合でした。
クリスマス・イブに角膜上皮が剥がれてからは回復が早かったんです。(というか、その後は普通どおりの治癒の過程をたどったと思われますが。)

なぜ突然角膜上皮が剥がれて回復に向かったのかは、わかりません。もちろん、抗生剤や目薬が効いたのかもしれないし、肝臓強化の食事内容がよかったのかもしれないし、ツボマッサージや温灸が効いたのかもしれないし、それら全部が相乗効果として文太に力を与えたのかもしれないし、今となっては謎です。

でも、それまで強すぎた私の「なんとしてでも治してやる!」のオーラが「ま、えっかー(´∀`*)」になったのが、もしかしたら一番良かったのかなぁとも思うんです。

ただ、文太の場合、難治性角膜潰瘍になってしまったのはおそらく遺伝的体質の問題でしょう、と獣医さんに言われました。つまり、今度またなったら同じように難治性になる確率が非常に高いということです。

もう二度とあんな思いはごめんですから、今後は本当に気をつけたいと思います。皆さんも充分気をつけてあげてくださいね。


そして、同じように難治性角膜潰瘍で悩んでいる方にも、希望の光が見えますように。






●2015年8月追記●
この後、年1回の割合で角膜潰瘍になっていますが、毎回時間はかかっても外科手術なしで治っています。くわしくは 「難治性角膜潰瘍 病歴」 をご参照ください。






君の瞳に乾杯 (´∀`*) ↓
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Comment

アレックスパパ ""
三途の川事件から、部長の体に何かしらの変化があったんでしょうねぇ
目の病気を「なんじゃこりゃ~」みたいな感じで病気として認識したんでしょうね
目の病気だけに、治り出したのは嬉しいですよね(笑)
2010.01.18 09:35 | URL | #- [edit]
おかあはん "☆アレックスパパさん"
三途の川事件が関係あったかどうかはわかりませんが
本当に治ってよかったです♪
ありがとうございます(´∀`*)
2010.01.18 13:06 | URL | #- [edit]
"管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013.07.15 17:15 | | # [edit]
ATOMのまま "ボクサー潰瘍"
検索でヒットして読ませて頂きました。
今我が家のフレブル(本日7歳のお誕生日)が同じ診断です。

血液で作った目薬痛がりますよね、、、、。
獣医さんは手術を簡単に言いますが、麻酔はキツいですよね

完治本当におめでとうございます。

どれだけ嬉しかったか想像できます。
アトムも完治させたいけど、そのままにしていても大丈夫な病気なのなら
あまり痛いストレスな日々よりそのままにしてあげたいとも思い超迷ってます

色々アドバイス下さいませ。
2013.10.13 12:44 | URL | #- [edit]
じゃまいここ "ありがとうございます"
うちの犬も難治性角膜潰瘍でなんとか完治しましたが、とても参考にさせていただきました。シェアさせていただくことお許しください。ほんとに助けられたので、私もログを残すことにしました。うちも年に一回は発症すると思います。お礼をまず言いたかったのです❗ありがとうございました❗
2016.08.28 00:27 | URL | #- [edit]
NICO "フレブルの角膜潰瘍"
初めて御連絡させていただきます。
文太部長の病気記録を読ませていただき、とても気持ちを強く持てるようになりました。ありがとうございます。

我が家のフレブルはブリンドル、6歳の♀です。二ヶ月前から、片方づつの外耳炎に始まり、それが治るころには両目の瞼が真っ赤になりました。片目が一ヶ月で治ったので、もう片目も治ると思っていました。瞳の色がちょっと変わっていたのが、気がかりでした。でも、かかりつけ医では変わっているのが分からないと言われていました。どんどん白濁してきたので、一週間後に、目に詳しい病院に行き、角膜潰瘍上皮剥離と診断されました。 今は自己血清入り目薬を一時間間隔で点眼、他ヒアルロン酸、痛み止め薬の点眼です。浮いた上皮を剥く、デブライトを3回しましたが、中一日おきですので、そんなに急がなくてもと…感じています。常に手術を勧められていますが、セカンドオピニオンを申し出て、大学付属病院に行く手続きを進めて貰っています。

追記 
2017/9/15に大学付属の眼科に行ってきました。
今、主流の方法としてダイヤモンドドリルで上皮と実質の間に付着する硝子様の物質を取り除くと、初めてのお話を伺いました。 この物質が接着不全を起こすとの事でした。 希望して一週間の内科治療をお願いして、来週に再診します。
2017.09.11 17:18 | URL | #hueABy8k [edit]

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