文太部長一家のロハスな毎日

フレンチブルドッグの文太部長と3にゃんず、幸多、あゆみ、ちびの仲良し日記とドッグフェイム情報。 

About us

*フレンチブルドッグ 文太部長*
散歩とごはんとおかあはん命。
弟妹喧嘩を仲裁する世界のケーサツ。

*茶トラ猫 幸多(こーた)*
普段はクールを装っているが、
実は一番甘えん坊で超マザコン☆

*白グレー猫 あゆみ*
下僕どもをあごで使い倒す
クールビューティツンデレクイーン。

*サバ白 ちび(Tibby)*
世渡り上手の罰当たり。
ちびの辞書に「遠慮」はない。 

全身麻酔のリスクと飼い主にできること

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どかにゃいもんねーっ!
朝の日課の後、家に入ってもカートからおりないオトコ。




と、





んふふ


じゅちゅきっ


んふんふ
その後ろでラブラブが止まらないふたり。






えー、さて、去勢手術から早くも2週間近くが経ち、先日抜糸も終えて文太もすっかり元通り(いや、パワーアップ。笑)した今日この頃。前から言っておりました、麻酔の話をしたいと思います。


(長くなるので続きは「Read More」で)






近代麻酔学のパイオニアであり、小児麻酔の父とも呼ばれている米国の麻酔科医ロバート・ムアーズ・スミス博士(故人)の言葉にこういうものがあります。


There are no safe anesthetic agents,
there are no safe anesthetic procedures,
there are only safe anesthetists.
この世に「安全な麻酔薬」というものもなければ、
「安全な麻酔手順」というものもない。
あるのは「安全な麻酔科医」だけである。



文太の去勢手術のために全身麻酔についていろいろ調べていてわかったことは、一口に「全身麻酔」と言ってもその手法や麻酔薬はたくさんあって、どの薬をどれだけ使い、どんな方法で麻酔をかけるのかはその犬に合わせた「オーダーメイド」であるということ。

適切かつ安全に麻酔をかけ、麻酔中の機能低下を最小限に抑え、素早く確実に覚醒させ、術後の腎不全や肝障害などの合併症を防ぐために、その都度その状況に応じた処置をするということ。

その微妙なさじ加減を調整する必要のある麻酔というのはむしろ芸術的で、一流シェフや熟練職人の技に似たものがあると思いました。(人間には外科医とは別に「麻酔科医」がいるという理由が、恥ずかしながら初めてわかりました。)

麻酔事故で亡くなる犬の確率は約0.1%、つまり1000匹に1匹だと言われています。しかし、これは病院の設備や獣医師の経験値、使用される麻酔薬の種類、麻酔中の心拍数などの生体反応がきちんと監視できているかどうか、犬の健康状態、手術の種類(例えば、去勢手術のような短時間で済む簡単なものと膵臓癌摘出のような難しい手術では危険度は違う)等で大きく変わります。

重篤な症状で難しい手術でも、正しい麻酔薬で正しい処置をすれば安全に麻酔できる場合もあれば、去勢手術などの簡単なものでも薬や処置を誤れば麻酔事故死もありえるのです。

とどのつまり、安全に麻酔ができるかどうか(麻酔に耐えられるのか、やめておいた方がいいのかを見極める目も含めて)は獣医さんの腕次第、ということです。

麻酔事故を防ぐために飼い主ができる一番のことは、信頼できる病院と先生を選ぶこと。
もうこれに尽きるかと。

全身麻酔を怖がりすぎる必要はないけれど(←「お前が言うな」って言われそうですがっ)、年齢、犬種別、健康状態に関わらず麻酔は「リスクゼロ」ではないので、決して軽く考えてはいけないものです。

例えば、A病院は去勢費用が3万円だけど、B病院なら1万円だから、B病院でやってもらおう!など、費用だけで考えるのは危険だと思います。

もちろん必ずしも手術費用が高ければ安全で安ければ危険だと言うわけではないのですが、「犬を安く買いたい?」で書いたのと同じ理由で、動物病院も商売ですから安くあげるには安全に配慮した大事な処置を削っている可能性があるからです。

また、「うちの子12歳ですけど大丈夫ですか?」というような質問をしたときに、診察もせず簡単に「大丈夫ですよ。」というような先生は個人的には用心した方がいいと思います。

なぜなら、シニアと呼ばれる年齢になれば健康そうに見えても隠れた病気があるかもしれないし、大丈夫かどうかなんて検査をしてみないと一概には言えないからです。

短頭種にしても、獣医さん自身がその危険性を熟知しておられて「フレンチブルドッグの場合は、こういうところに気を付けてこういう特別な処置をしているので安心してください。」と、麻酔の危険性と安全性をきちんと説明してくださる獣医さんでないと信用できません。

動物医療技術も近年飛躍的にのびていますので、例えば「この道50年のベテランだけど知識と処置方法が20年前から進歩していないおじいちゃん先生」と「まだ経験は浅いけど、勉強熱心で最新の技術と知識のある若先生」がいるとしたら、私なら後者を選ぶかなぁ。(まぁ、「経験豊富で最新技術も兼ね備えたベテラン先生」ってのが一番理想ですが。)

信頼できる先生かどうかを判断するには、疑問や不安はどんな些細なことでも相談して、その悩みにきちんと答えてくれるかどうかというのが一番です。その内容も「フレブルだけど大丈夫ですか?」という漠然としたものではなくて、「うちの子、興奮しやすくてすぐに息が荒くなるのですが、大丈夫ですか?」という具体的なものなら尚良し。

「聞いたけど、ちゃんと応えてもらえない。」「なんだか受け答えが釈然としない。」というような先生であれば、私なら病院を変えます。

なぜなら、信頼できる先生であれば、飼い主が麻酔を不安に思っていることはおそらく理解していただけるだろうし、インフォームド・コンセント(十分な説明を受けた上での理解、合意)が叫ばれる昨今、やはり事前にきちんと納得できるように説明していただくことは、命を預ける飼い主にとって必要不可欠だからです。

そうして「この先生なら大丈夫。」と思える先生に出会えたら、不安は捨ててすべてお任せすること。飼い主の不安は必ず犬に伝わります。犬が不安になると体にもそれが現れて麻酔によからぬ影響を与えないとも限らないからです。


我が家の場合ですが、今回の手術でお世話になったのは、おとうはんが公私ともに懇意にさせていただいているとある病院の院長先生でした。

と言っても、決して今通っている病院が悪いということではないのですが、何しろ前回麻酔どころかそれ以前に分離不安からの呼吸困難で死にかけたという経緯があり(^^;)、私にとっては麻酔うんぬんよりも文太を預けることが一番の不安だったのです。

だから、文太が麻酔で完全に眠るまでと、麻酔から覚めるときに私がそばにいるというわがままを聞いていただくために、無理を言ってお願いしました。

というわけで、次回は麻酔の手順と危険回避のために飼い主ができること、「病院に預けた後、どんなことが行われているのか」という実際にこの目で見たことをレポートしたいと思います。



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